本日も頂いたご質問をシェアします。
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日頃より佐藤代表の中国輸入ビジネスに関する動画など、大変参考になる事例が多く、
勉強させていただいております。
先日、入会したばかりで、まずは簡易OEMに取り組むべく、現在、商品の企画・リサーチを
進めているところです。今後、経験を積みながら、ODMに挑戦する予定です。そこで、質問です。
「中国OEM(ODM)は不良率が高い」ことを前提にビジネスを進めますが、
①一般的に発注量に対しどのぐらいの割合で不良品が発生すると見込めばよいでしょうか?
(100個発注で〇〇個など。正確な統計などないと思いますので、感覚値でご教示ください)②それに対し、利益計算で、不良率をどのように織り込んでいくべきでしょうか?
③不良率をできるだけ抑えるための、御社の取組方針をご教示ください。
また、発注者の努力で不良率を抑えるためにできることがあれば、教えてください。以上となります。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
(イニシャル:Nさん)
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まず不良率ですが、
100個発注で3~5個程度はあると思ったほうが良いです。
この3~5個とは、
仕上がり品質をA、B、Cの3段階に分けたときの「Bの数」です。
この分類ですが、
A:合格品
B:日本人的には不良品と言いたいけど、使える品質
C:明らかな不良品
です。
工場出荷時には、
A:90個
B:5個
C:5個
といった感じなのですが、
Cは、破れているとか動作しないとか、
明らかな不良品なのでサプライヤーも返品を受付、返金か交換に応じてくれます。
問題はBです。
パッケージが壊れているとか、
ボタンが取れているとか、
ファスナーが固すぎるとか、
商品として使えないわけではないので、返品を受けてくれない事が多いです。
なので、これはいったん引き取って、
メルカリやヤフオクで、
その状態を説明した上で販売したほうが良いですね。
Cについても、返品は受け付けてくれるものの、
その送料は購入者負担です。
ですから、日本に輸入したあとに返品することは事実上コストが掛かりすぎて無理なので、現地での検品をしっかり依頼しましょう。
利益計算時の折り込みについてですが、
サプライヤーによって不良率が異なるので、とりあえず10%はロスが出ると考え、2回目以降は実際の不良率をもとに計算するようにしましょう。
多めにロスを考えておけば、損はしません。
不良率を抑える取り組みですが、
イーウーパスポートでは、毎日数百件の注文があるわけですが、
過去に問題が発生したことのあるサプライヤーの情報を社内で共有しています。
不良品の交換に応じなかったり、
連絡が取りづらい、誠意がないなど内容はいろいろですが、
この仕事を8年以上やっているので、蓄積されています。
また、普通のサプライヤーで、全然悪意が無くても、
品質基準そのものが日本とは異なりますので、
不良品チェックが大事です。
現地での検品内容をお客様と決める際には、
ビデオ通話で商品をお見せしながら打ち合わせすることも可能です。
なかなかお時間が取れないこともあるかとは思いますが、
日本に届いてからの返品は困難なため、できるだけビデオ通話で打ち合わせをお願いします。
イーウーパスポート側の社員は、平日の業務時間中であればいつでも大丈夫です。
日本語のニュアンスがうまく伝わらないと感じた際には、
日本人社員も常駐していますので、同席します。
現地とのコミュニケーションを取っていただき、
品質の良いオリジナル商品づくりにチャレンジしましょう!
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