皆様、お久しぶりです!
イーウーパスポートの安中です。
義烏は7月中旬から暑さが厳しくなり、日中は36℃~38℃、体感温度は46℃くらいと猛暑が襲ってきております。
日傘、日焼け止め、帽子、アームカバー、サングラス、UVカットアウター、ラッシュガードなどは必需品になります!
皆様もこれから義烏へお越しの際には熱中症対策を欠かさずに!!
先月へ遡りますが、今年の6月7日は中国の端午節にあたり、中国では3連休となりました。
休み明けには、多くの社員から次の連休は10月の国慶節までないよ(´;ω;`)との声が聞かれました。
端午節ではドラゴンボードレースが行われ、ちまきを食べる風習がございます。
日本でも「ちまき」はスーパーなどで販売されており、結構身近な食べ物のようにも感じますが、皆様如何でしょうか?
端午節の由来は諸説ありますが、皆さんによく知られているのは、「屈原(くつげん)」を偲ぶ日です。
屈原は戦国時代の楚国の政治家であり詩人でもありました。
屈原はかなりの愛国者でしたが、その進言が国の上層部に聞き入れられず、楚国の将来に絶望して汨羅江(べきらこう)という川に身を投げ自殺してしまいます。
※汨羅江(べきらこう):中国湖南省北東部を流れる川
国民は屈原を救おうと船を出し、遺体を魚に食べられないよう守るために川へ米を投げ入れました。
そのことから、5月5日に屈原を偲んで船を出す習慣が生まれ、後の「ドラゴンボートレース」の開催、「ちまき」を食べる風習になったと言われています。
「ドラゴンボートレース」は、舵取り1名と太鼓手1名、18~20人の漕手からなる細長いボートで速さを競います。
細長いボートに18名~20名の漕手が乗るため、一番体が大きく体重の重い漕手がボート一番後ろの位置に乗るなど、体重の配分も非常に重要になってくるそうです。
漕手は太鼓手が太鼓を叩くリズムで漕ぐスピードを調整します。
1年に1度のドラゴンボートレース、体重が変わるとボートに乗る位置も変わってくるなど結構大変みたいです。
端午節のもうひとつの楽しみは、ちまきを食べることです。
ちまきの中の餡は棗(なつめ)や小豆(あずき)、肉、味付けした卵の黄身など地域によって様々です。
北は棗、小豆など、南は肉入りちまきのイメージが強いです。
端午節の季節になるとあちこちでちまきの販売が始まり、スーパーでもいろいろなちまきが販売されます。
会社によってはちまきを配る会社もあり、お得意様へのプレゼントとして送る会社も多く、ちまきギフトボックスも様々なものが販売されております。
私が住んでいるマンションも端午節を祝うべく、全部屋のドアノブに可愛らしいちまきのストラップがぶら下がっておりました。
7月末の今でもまだドアノブにちまきのストラップを下げているお宅もありました。
また地域限定で毎年中国各地のスターバックスではちまきが販売されます。
見た目はすごく良いのですが。。。正直味は。。。。ご想像にお任せします。笑
ほとんどの人がちまきよりはそれに付いてくるおまけに惹かれて買う人も多く、2019年の今年はリュック、トートバッグ、ちまきの形をした巾着袋でした。
中国限定、期間限定のため、スタバファンには堪らない商品です!
また、今年の端午節は同日に大学受験と重なりました!
丁度端午節は上海に出かけており、上海のとある学校を通った時に、受験が終わるのを学校の外で待つ親の姿が見られました。
少し驚いたことがあり、銀行が「受験生の親御さんの中での休憩を歓迎します」と張り紙をしていたことです。
高考は、国の一大イベントとも言えます。
学校(試験会場)付近の道路も封鎖され、警察も出動してパトロールをします。
当日の夜のニュースで知ったのですが、中国では、毎年6月初旬に全国一斉に大学受験が行われるとのことで、
普通高等学校招生全国统一考试、通称「高考(ガオカオ)」と呼ばれる試験で、毎年6月7日と8日の二日間に渡って試験が行われます。
日本のセンター試験に当たりますが、中国の高考の方が圧倒的にプレッシャーが大きいです。
中国の大学は「国家重点大学」と「非国家重点大学」に区分され、「国家重点大学」に入学できるかで就職やその後の人生が決まります。
中国には日本のような大学個別の入試はほとんどなく、高考だけの一発勝負のみになります。
受験生は、朝から晩まで勉強し本当に勉強漬けの毎日を送っています。
家族全員で子供の勉強に協力し、学校の近くにアパートやマンションを借りて子供の勉強時間を確保し、勉強第一の環境を作ったりもします。
中国の子供は小学校からずっと勉強漬けの日々です。
宿題も多く、学校が終わってから家に帰るとまず宿題をします。
日本の部活のようなものはなく、恋愛ももちろん禁止!
大学が将来を左右するため、全てを高考に捧げていると言っても過言ではありません。
広大な土地を有し、人口世界一の中国、もちろん大学入試は定員が決まっており、誰もが希望の大学へ入学できるわけではありません。
中国の大学入試は、各省(地域)ごとに定員が決められており、地元の学生は優遇され、定員が多いだけでなく、合格ラインも下げられ、地方の学生より合格率が高いです。
中国には56の民族があり、漢族(大部分を占めている)と55の少数民族で構成されています。
少数民族保護のため、大学入試では少数民族の学生は優遇されます。
私の朝鮮族の友人も大学入試時には、特別措置があり加点されたと言っておりました。
裕福な家庭の学生は、中国の大学入試に参加せずに外国の大学へ留学をする学生も増えてきており、留学経験があることで就職にも有利となります。
皆様も機会がございましたら、是非中華圏で端午節を過ごしてみてください!!
上海から義烏へ向かう途中のサービスエリアでもちまきは販売されておりますので、立ち寄った際には是非中国本場のちまきをお試し下さい!
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