こんにちは、ECサポート事業部です。
ご覧いただき、誠にありがとうございます。
現在、お客様からAmazonスポンサープロダクト広告についての
お問い合わせを多数頂いております。
そこで今回はAmazonスポンサープロダクト広告概要
ならび
Amazon広告について知っておくべきこと
お話したいと思います。
最後までお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
目次
Amazonスポンサープロダクト広告とは
Amazonスポンサープロダクト広告とはクリック課金型(CPC)広告です。
ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果一覧ページの上部や下部に
関連度の高い広告商品が掲載されますので、購買意欲の高いユーザーに訴求が可能です。
また、広告の掲載順位に影響する要素は下記になります。
・キーワードと商品の関連性
・入札単価
・見込みクリック率(CTR)
これら3つの要素の掛け算により、広告ランクが決定されます。
オートターゲティングとマニュアルターゲティング
Amazonスポンサープロダクト広告はオートタゲティングとマニュアルターゲティングの
2種類の設定方法があります。
■オートターゲティング
広告を掲載したい商品を選んだら、あとはその商品のタイトル・キーワード・商品説明、商品紹介コンテンツ、
商品箇条書き、仕様等の要素を元にAmazonが自動的に関連性の高いキーワードを設定し広告を掲載する仕組みです
オートターゲティングの役割としては下記になります。
・商品の露出を増やす
・広告経由で商品を購入してもらう
・広告をかけるキーワードデータの収集
■マニュアルターゲティング
出品者自身でキーワード、入札額の個別設定を行います。設定したキーワードに対してユーザーが
検索したときに広告を掲載する仕組みです。
マニュアルターゲティングの役割としては下記になります。
・商品の露出を増やす
・広告経由で商品を購入してもらう
・購入見込みが高い顧客を集める
・クリック率を高め、検索順位を高める
また、マニュアルターゲティングは部分一致、フレーズ一致、完全一致など
マッチタイプも設定できます。
■部分一致
キーワードが部分的に一致していれば、検索にヒットします。
集まるキーワードの範囲が広くなるので、関連性が薄まるとともに
広告費がかかります。
例
設定キーワード
レディース リュック
広告表示される検索キーワード例
人気 レディース リュック、レディース おしゃれ リュック、 レディース バッグ、メンズ リュック
■フレーズ一致
フレーズが一致していれば、検索にヒットします。
関連性の高いキーワードが集まりやすくなります。
関連性が下がりにくく、広告費も抑えやすいです。
例
設定キーワード
レディース リュック
広告表示される検索キーワード例
レディース リュック、人気 レディース リュック、レディース リュック おしゃれ
■完全一致
完全に一致した検索のみがヒットします。
検索数がかなり少なくなり、新しいキーワードは増えません。
例
設定キーワード
レディース リュック
広告表示される検索キーワード例
レディース リュック
まとめるとオート広告とマニュアル広告のメリット、デメリットは下記になります。
広告運用の進め方
完全に一致した検索のみがヒットします。
検索数がかなり少なくなり、新しいキーワードは増えません。
例
設定キーワード
レディース リュック
広告表示される検索キーワード例
レディース リュック
STEP 1
まずはオートターゲティングにて広告を開始します。数週間から1ヶ月程度広告を走らせ、
ユーザーの検索キーワードデータを蓄積、収集していきます。
この段階では採算度外視で広告費を惜しまずにやることをおすすめします。
STEP 2
集めたキーワードデータの中から関連性の低いキーワードを除外設定します。
関連性があるか否かの判断基準ですが、広告管理画面よりキーワードレポートをダウンロードし、
「クリック率」を見ます。クリック率0.3%以下のキーワードをすべて除外キーワードに設定します。
STEP 3
オートターゲティングで関連性の高いキーワード(クリック率0.3%以上)ならびに購入に結びついたキーワードを選別し、マニュアルターゲティングによる新規広告キャンペーンの作成します。
尚、購入に結びついたキーワードはクリック率0.3%以下でも採用します。
キーワード追加はコピペでOKです。各キーワードの入札額の目安は管理画面もしくはキーワードレポートの平均クリック単価+3円を目安に設定して下さい。
平均クリック単価とは実際にクリックされた入札単価平均の実績値です。
マッチタイプは前述した部分一致、フレーズ一致、完全一致がありますが、関連性の高いキーワードが集まりやすく、広告費を抑えて運用できるフレーズ一致をおすすめします。
STEP4
オートターゲティングとマニュアルターゲティングによる広告を走らせ、数週間ほどしたら入札額の調整をしてきます。
オートターゲティングは平均クリック単価+3円、マニュアルターゲティングはインプレッション500以上(広告表示回数、クリック率0.3%以上のキーワードはすべて平均クリック単価+3円にします。
逆にクリック率0.3%以下のキーワードは入札額を下げましょう。
ただし例外としてクリック率が高く、関連性は高いのにあまり表示されていない場合は+3円よりももっと入札額を上げると良い場合もありますので、日々入札額の上げ下げをして試行錯誤しながらお試しいただければと思います。また、インプレッションが高い&クリック率が高いキーワードを複合的に自身で組み合わせてキーワードを作成するのもおすすめです。
step5
step1~4をしっかり実践していくことで、広告費は下がりつつ
売上は上がっていくという反比例のデータになっていきます。
また見るべき指標としてAmazon独自の指標である ACoS(売上高広告比率)があります。
ACoSとは売上に対して広告費が何%掛かったかを示す指標になります。
計算式は下記になります。
AcoS(売上高広告比率) = 広告費用÷売上高
あくまで目安ですが、ACoS10%以下に抑えるのが望ましいので、そこを目標に調整していきます。
ACoS改善には前述の広告キーワードやマッチタイプの見直し、入札額調整作業をはじめ、
より魅力的な見出しや画像を使用した商品詳細ページにアップデートするなど定期的に見直しを図り、PDCAサイクルを回していく必要があります。
あとがき
最後までお読みいただきありがとうございました。
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