天猫(Tmall)に出店したいという相談、依頼はよくあったが、コストや準備しなければならないことを話すと大抵先送りされるので、今はもう提案することもなくなった。
天猫は、ブランド自身かつ、その商標権を持つ現地法人がないと出せない。例えば消臭源を販売したいなら、ブランド自身である小林製薬が現地法人を作るか、或いは販売権を付与した会社でなければ出店できない。本来は。
しかし、実は転売する方法もあるのだ。
それは「天猫国際」
中国本土ではなく香港で運営されていて、天猫とはシステムは違うもののカートは同じで中国人はその差を意識せず、普通に購入している。最大のポイントは代金の受け取りが外貨規制のない香港のため、日本円でも受け取れること。中国元は普通には持ち出せませんからね。
従来は日本から直送するので売値が高かったが、上海FTZ開設以降、自由貿易試験区や保税区が増え、例えばホームセンターのコーナンの場合は広州の保税区に保管し、売れたら個人に出荷することで個人輸入として通関。少なくともスーパーで輸入品を買うよりは安くなった。
天猫国際は何でも売れるので単純転売だってOK。
しかもポンパレモールに出していると、商品に条件はあるものの天猫国際での販売もできるようになっている。ここで感触掴んでから、自社で天猫国際に出すのもいいですね。
というわけで、天猫に出したい方は、先ずポンパレモールに出しましょう。
イーウーパスポート代表、経産省後援ドリームゲートアドバイザー(中国輸入ビジネス)。
2007年に中国仕入れをスタートし、2年目に年商4億円を達成。2012年より中国輸入代行サービス「イーウーパスポート」を運営中。
机上の理論より、まず実行。経験に基づいてアドバイスします。
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