あるブランドの商品専門の代行業をやりたいと考えております。
「代行業」をやる場合には、なにか特別な許可申請などを提出する必要はありますか?また、「代行業」と「無在庫販売」の注文プロセスはかなり似ていると思うのですが、両者の分岐点というのはどこにあるのでしょうか?
佐藤さまは代行業をやってらっしゃるので詳しいかと思い相談させていただきました。
また、曖昧な内容のため上記質問の回答が得られる公共機関をご存知でしたら教えていただけますか?
お時間頂きまして恐縮ですが、何卒よろしくお願い致します。
(ペンネーム:みやけさん)
海外ブランド製品の輸入を代行する場合、
海外の仕入先との相対取引ですから、特別な資格や許認可は不要です。
通関などは一般的には通関業者やクーリエがやりますし、自分でやってもOKです(自社の通関は資格不要)。
※衣料品や食品など、輸入自体が規制されている商品であれば、各々の輸入許可は必要です。
「代行業」と「無在庫販売」の違いについてですが、
そもそも、この2つは同列ではありません。
「代行業」というのは、お客様が海外ブランドに注文する「代わりに」みやけさんが注文することです。
商品はメーカーからお客様に送ってもいいし、一度みやけさんを経由して送ってもいいですね。
「無在庫販売」というのは、在庫を持たずに、売れた分だけ仕入れるビジネスモデルのことです。
一般的に代行業者は、在庫を持ちませんから、
「代行業=(ほぼ)無在庫販売」ですね。
分かりやすく例えてみましょう。
日本に未上陸、香港のアパレルブランド「ABC社」の製品は、定価500ドル。
みやけさんは「これは売れる!」と思い、ABC社と交渉の末に1着300ドルで仕入れられることになりました。
そこで日本でネットショップを作り、1着58,000円で販売。
やがて1着売れたので、ABC社に注文。日本までの送料込みで330ドルを支払って、お客様に直送してもらいました。
上記は、代行業かつ無在庫販売です。
みやけさんの粗利益は、58,000円ー約40,000円(330ドル)=18,000円ですね。
一方、ABC社の条件が「1着300ドルだけど、10着は先に買ってくれ。在庫は香港に置いてもいい」という条件の場合。
代行業ではありますが、在庫販売ですね。
なお、私は 「中国輸入 年商1億円のつくりかた」にも書きましたが、無在庫販売はオススメしません。
あと、貿易に関する公的機関といえば、
JETRO一択ですね。
http://www.jetro.go.jp/
イーウーパスポート代表、経産省後援ドリームゲートアドバイザー(中国輸入ビジネス)。
2007年に中国仕入れをスタートし、2年目に年商4億円を達成。2012年より中国輸入代行サービス「イーウーパスポート」を運営中。
机上の理論より、まず実行。経験に基づいてアドバイスします。
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