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みなさま、こんにちは。
時間が過ぎるのは早いものであっという間に4月ですね。
日本を含めて海外の複数の国でコロナに対しての政策が緩和されており、そろそろ義烏に行きたいと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回日本に一時帰国して義烏に戻ってきましたので、2022年3月時点での中国入国の状況をみなさまにご紹介いたします。
各省市や社区、新型コロナの感染状況によっては、隔離期間が延長されたり、措置内容が厳格化されたりすることもあり得ますので、あくまで参考としてご拝読ください。
中国への渡航に関しては、外国人の入国は大幅に制限されており、2020年3月28日以降に発行された有効なビザを所持しているか、有効な居留許可を所持している必要があります。
今回はすでに有効なビザを所有している事を前提として話を進めさせて頂きます。
中国入国に必要なのは
①有効なビザあるいは居留許可
②中国行きの航空券
③グリーン健康コード
④ 健康電子入力完了画面(QRコード)
の4点となっています。
※杭州から入国する場合には、上記以外に『杭州防疫コード』の申請が必要です。
上記、必要な4点の中で申請に一番手間がかかるのは、グリーン健康コードです。
グリーン健康コード申請には、以下の8点の書類が必要となっています。
①搭乗予定日7日前の「予備検査」陰性証明書
②「自己健康状況観察表(7日間)」
③搭乗予定日3日以内の「交差PCR検査」陰性証明書
④パスポート
⑤有効期限内の中国ビザ/居留許可
⑥ワクチン接種証明書(接種した場合)
⑦日本の居留証明
⑧航空券の予約証明
搭乗予定日1日前の20:00までに上記健康コード申請書類をまとめてアップロード・申請を行います。
今回渡航した日程を参考としてご紹介します。
2月24日(搭乗予定日7日前)
【予備検査】指定検査機関で1回目のPCR検査を行います。
2月24日~3月2日(搭乗予定日7日前~前日まで)
自己健康状況観察表(7日間)を毎日記入します。
2月28日~3月2日(搭乗予定日3日前から前日までの間)
【交差PCR検査】2つの指定検査機関で24時間以上間隔をあけて、2回目、3回目のPCR検査を行います。
3月2日20:00まで(搭乗前日の20:00まで)
健康コードを申請し「グリーン健康コード」を取得します。
搭乗予定日7日前の「予備検査」、搭乗予定日3日以内の「交差PCR検査は」指定検査機関にて行う必要があります。
検査機関によって料金や陰性証明書受け取りまでの時間は異なりますので、申請に間に合うように確認の上、スケジュールを調整してください。
この健康コードは、日本で飛行機に搭乗する際のみに使用します。
中国国内では、中国国内専用の健康コードを使用します。
ワクチンを2回接種が完了した後、一定期間は健康コードの取得はできません。
また、新型コロナウイルス陽性と診断された方や、PCR検査や血清特異性IgM抗体検査で陽性となった方は、事前審査と14日間の自主隔離が別途必要となります。
詳細はご自身で大使館にご確認ください。
到着時刻の24時間前から中国税関出入国健康申告の登録ができます。
空港でチェックインの際に確認されますが、万が一記載不備があった場合には、杭州到着後に再入力で時間がかかります。
ご注意ください。
杭州行きの飛行機に搭乗する場合には、空港でチェックイン時に『杭州防疫コード』に関しても確認があります。
個人情報、中国国内の方の連絡先、14日以内に滞在した国や地域、目的地と詳細な住所を入力します。
URLは見出しからアクセスできます。
他の地域に渡航される場合には、ご自身で航空会社にご確認ください。
また杭州に渡航される場合にも、渡航時の最新の情報をご確認ください。
飛行機が杭州蕭山国際空港に到着してからは、最初に高齢の方が降りて、その後前の席から順番に数人ずつ降りるため、後ろの方に座った場合は座席に座ったまま待ちます。
飛行機を降りて進み、最初にQRコードの事前審査を行います。
税関端末をスキャンして問題なければシールが出力されますので、シールを受け取り先に進みます。
次にPCR検査を行います。
PCR検査時にさきほどのシールと、機内で配布された「PCR検査実施同意書」を提出します。
入国してからのPCR検査は、毎回「鼻咽頭ぬぐい液採取」と「唾液採取」をセットで行います。
PCR検査後に新しい医療用マスクをもらいますので交換します。
その後、別の場所で中国税関出入国健康申告で入力した後に表示される「Health Declaration ID」を提示してチェックを受けます。
機内で配布された青いArrival Cardとパスポートを提出して入国審査を行います。
外国人の審査は2列ありましたが、通常より1人1人時間をかけて登録しています。
Arrival Cardは以前の黄色い紙ではなく、裏面に帰りの航空券に関しての情報や招聘状があるかどうか記載する項目が追加されております。
記載漏れの無いようにご注意ください。
入国手続きを終えたら、手荷物引き取り場所にて日本の空港で預けた手荷物を受け取ります。
その後「税関審査」を通過して、外に出るとバスが待機しておりますので、「指定隔離場所」までバスで移動します。
「指定隔離場所」を選ぶことはできません。
また空港到着時のPCR検査の結果を空港で待つ必要はありません。
30人位が乗車できるバスに15人位が乗車すると、目的の隔離場所に向けて出発します。
どこに向かうかなどの説明はなく、どのくらいで到着するかもわかりませんので、お手洗いはバス乗車前に立ち寄ることをおすすめします。
隔離場所はホテルやマンションで、到着日を0日として14日間外出することはできません。
今回はマンションでの隔離でしたので、参考にご紹介いたします。
空港からマンションまでは、バスで1時間30分くらいでした。
18項目のルールや説明がありましたが、一部を抜粋して記載します。
★食事は安全と健康のため、まとめて手配されます。
8時、11時、17時に配ります。
デリバリーサービスやアルコールを含む飲料の購入は厳禁で、生活必需品と電話のsimカード以外、一切受け取らず、損失を被った場合は自己責任となります。
★期間中、毎日午前と午後に1回ずつ、医療関係者が体温を測定しに来ます。
KN95の各自配布されている医療用マスクを着けてください。
★隔離中の費用は自己負担です。
費用は隔離終了後にまとめて支払い、感染防止のためWechatあるいはAlipayでの支払いです。
★PCR検査をします。
入国から1,2,3,4,7,10,14日目に計7日間行います。
そのうち1日目は空港での検査です。
ワクチン接種者は6日目に、ワクチン未接種者は13日目に血清抗体検査を行います。
結果は隔離解除の日にまとめて渡され、検査費用は無料です。
★カウンセラーサービス
中国語、英語、スペイン語で隔離中の心理的なストレスを相談できる窓口があります。
★中国国内の電話番号
ない場合には、知り合いに頼んで購入してください。
★隔離後の移動
浙江省内の場合は、目的地の政府が手配するバスが迎えにきます。
★隔離後の荷物
配送はできませんので、自分で持って移動してください。
マンションの場合は、写真のように寝室とリビングダイニングに分かれています。
キッチンとベランダもありましたが、鍵がかかっており入ることはできませんでした。
基本的には写真に写っているものが全てですが、他に掃除用のモップ、テレビ、エアコン、ハンガー4つくらいがあります。
Wi-Fiがありますが繋がりにくい状況も多かったため、仕事で昼間にネットを使用する場合などは、中国国内でネットを利用できるように事前にご準備いただくことをおすすめいたします。
朝は肉まん、お粥、卵など、昼と夜は写真のような感じで果物が付きます。
前日に電話があり、移動中の注意事項が説明されます。
簡単にまとめると以下の通りです。
・マスクを着用し乗車中は外さないこと
・社内での水分補給は禁止
・途中で下車は不可
当日は到着後に電話があり、荷物をまとめて下に降りて、チェックアウトの手続きと「入境人员集中隔离医学观察解除告知书」を受け取ります。
義烏のホテルまでは、迎えに来たバスで2時間ちょっとかかります。
到着後はチェックインの手続きを行います。
2022年3月の時点では、中国入国後の隔離期間が満28日に満たない場合には、ホテルで残り期間の集中隔離となっております。
以前は義烏に借りている部屋があれば、最後の7日間は自宅での隔離が可能でしたが、各地で感染者が増加し厳しくなっておりました。
一部を抜粋して記載します。
★ホテルのフロントの対応時間
AM8:00~PM20:00まで
★食事と宿泊費用
政府が無料で提供します。
★食事は1日3食ホテルがまとめて手配します。
8時、11時30分、18時に配ります。
特殊な宗教上の理由などを除いて単独でのデリバリーサービスは禁止です。
水(4.5Lあるいは5Lを2本まで)のみ、デリバリーの利用が可能です。
果物やお菓子なども、一切受け取りません。
18時以降に受け取ったものは、翌日に部屋に届けます。
アルコールが含まれた飲料や食べ物は、隔離期間中は禁止です。
★禁煙
消防法の関係で室内は禁煙です。
★隔離期間中のベッドシーツやタオルについて
基本的に交換しません。
★部屋のゴミに関して
黄色い袋に入れて部屋の前に出します。
★PCR検査
隔離期間中3日PCR検査があります。
1日目、7日目、14日目で、採血はありません。
ホテルは部屋によりタイプが異なります。
私の部屋はベッドが2つですが、1つの場合もあります。
設備や備品などはホテルにより異なりますが、写真のようなイメージのホテルという認識で必要なものをご準備ください。
エアコンは感染防止のため使用できませんでした。
朝は肉まん、焼売、お粥など、昼と夜はおかずは写真のような感じで果物が付きます。
14日間の隔離と3日間のPCR検査に問題なければ、9時過ぎに順番にWechatグループで連絡が来ます。
1階におりてホテルのルームキーを返却し、「新冠肺炎检测情况说明」と「解除医学观察意见书」を受け取り、中国国内の健康コード(グリーン)の画面を見せます。
集中隔離が終わるとようやく自宅での健康観察です。
社区によりますが、外出は原則禁止で毎日9時と17時に体温をWechatグループで報告します。
7日目に社区に行って「重点地区抵义人员检测告知书」という紙をもらって、指定された卫生院に行きPCR検査を行います。
PCR検査の結果が陰性であれば、翌日から自由に行動できます。
ホテルの隔離の場合には、状況が異なるため直接管轄する社区にご確認ください。
以上が杭州を経由して義烏に入境した場合の流れになります。
現在中国各地で感染が拡大している影響もあり、1ヶ月以上自由に行動ができない大変厳しい政策となっております。
隔離中にグループチャットで、隔離はリゾートではなく仕事のため理解して協力してほしいというメッセージを良く見かけました。
杭州のマンションは200名以上、義烏のホテルは80名前後が隔離されており、義烏のホテルではお弁当の配り忘れや質問に返答がない場面もございました。
一般的なホテルに宿泊するという目的での滞在ではなく、十分な人数で対応できていない可能性もございます。
皆様が渡航を検討される際に、万が一隔離政策が継続している場合には、ずっとホテルの場合や、マンションとホテルなど様々なケースを想定して、事前に必要だと判断できるものは、しっかりと準備して中国にいらっしゃることをおすすめいたします。
また、事前に予告なく政策が変更している状況も見受けられますので、ご自身で都度最新の情報をご確認頂きますようよろしくお願いいたします。
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