【緊急レポート】今の広州のリアルな姿をお伝えします!                

               

By並木 仁志

2020年 3月 2日 ,                                

皆様、ご無沙汰しております!
イーウーパスポートの並木です。

新型コロナウイルスに伴う肺炎患者の拡散により、春節休暇が明けてから長きにわたって会員の皆様にはご不便とご迷惑をお掛けしてまいりましたが、私が駐在しておりますこちら広州では、先週あたりから最高気温が30度近くまで上がると同時に、街中の雰囲気にも少しずつですが明るい兆しが見えてまいりました。

日本ではこれから悪化の一途を辿るような報道も出ているようですが、会員の皆様におかれましても、くれぐれも予防には万全を期していただくことをお祈り申し上げるとともに、ここ数日の広州の街中のリアルな姿を私自身で撮影してまいりましたので、完全復活へと一歩一歩近づいている部分あり、まだまだ時間が掛かりそうだという部分もありの、まさにありのままの姿をご覧になっていただき、皆様の中であまりイメージできなかったであろう広州の現状をお伝えしたいと思います。

本来であれば春節休暇が明けると同時に、弊社のアテンドサービスをご利用されて広州にいらっしゃる予定だった方も多かったと思いますので、先ずは弊社のお客様がアテンドでよく廻られる主要な市場の現状をお伝えしたいと思います。

バッグや財布で有名な三元里は、私が訪れた2月22日現在まだエリア全体で営業再開はしておりませんでした。市場ビルのすべてが閉まっており、当然ビル内の店舗も営業しているところはありませんでした。

ただこんな状況下でも三元里名物の偽ブランド品のブローカー?はしっかりと商いをやっているようで、何人かは私の姿を見かけると一目散に駆け寄ってきて、例の如く自らのショップへと案内しようとするので、情報収集がてら話を聞いてみることにしました。すると彼らの情報によると3月上旬からは三元里エリア全体で営業が再開されるだろうという、あくまでも憶測の域を出ないレベルでしたので、「三元里が再開したら日本からたくさんのお客さんが来るだろうし、そうなったらオタクらの商売にもメリットがあるんだから、最新情報を逐一送ってちょうだい!」とWechatを交換して彼らからの今後の情報に期待することにしました。

そうしたら26日になってブローカーの一人から今月(2月)の28日から数件のビル限定で正式に営業再開する旨、連絡が入ってきました。

どこまで信用していいのか分からず気になったので、再度29日に自分の目で確かめに行ってみることにしましたが、確かに数件のビルは入り口を開けてはおりましたが、決して営業を再開したわけではなく、営業再開準備のためにビルを訪れる店員に限定してビルへの入店を許可し始めただけだったのです。

よって今後数日掛けて店内の消毒や在庫の調整等が完了した店舗から徐々に営業を再開していく流れになるかと思います。まだ本格的な営業再開までには1,2週間掛かりそうな様子でしたが、三元里にもようやく復活の兆しが見え始めたということで、ネガティブな話題ばかりの中ではかなりの朗報ではないでしょうか。

またアパレルで有名な十三行には2月27日に行って見てまいりましたが、新中国大厦をはじめ大小問わずすべてのビル・店舗が今だにクローズの状態で、業を煮やしたショップ店員がビル内に入って出荷や入荷の作業をすることは、入り口で手続きさえすればできるようでしたので、ひと頃よりは少しは前進しているかもしれませんが依然として厳しい状況であることは確かであります。

ただ、どういう訳か十三行と同じ地下鉄「一徳路」駅周辺にある海鮮乾物問屋が集まるエリアの営業再開ぶりは目覚ましく、ほぼフルにオープンしておりましたが、残念ながら買い付けに来ている客はほとんどいませんでした。

同日に同じくアパレルエリアである沙河にも行ってまいりましたが、いつものあの猥雑さや活気に満ちた姿はそこにはなく、ご覧の通り、辺り一面閑散とした空気が流れておりました。

それでも十三行同様荷物の搬入・搬出をしている姿もチラホラ見かけましたので、最悪の状態は脱したのだとは思いますが、警備員や道行く人に再開時期を尋ねてみると、早くて3月中旬という意見もある一方で、大多数の人が「すべては広州市政府の判断次第」という回答でした。

弊社の広州ツアーの初日の買い付けレクチャーで利用することもある万菱広場にも行ってみましたが、内部の店舗はまだ営業していないものの、店内で在庫確認をする人たちもいたので聞いてみると「3月中旬には開店できそうだ」ということを言っていましたので、他のエリアに比べ営業再開は早いかもしれません。

市場、問屋以外でも幾つかのスポットで撮影してまいりました。

まず広州市内随一のおしゃれエリアである天河地区ですが、いつもであれば溢れんばかりの人で賑わう天河城も、私が訪れた22日の時点では、さすがに訪れる人は疎らで、店内店頭を見ても平常時ではありえないほどの閑散とした状況でした。

テナントとして入っているスターバックスも店舗内には一歩も入ることは出来ず、店舗外からスマホで注文も支払いも完結できる人のみ購入が可能で、店舗の外で購入商品を手渡すスタイルでかろうじて営業している有様でした。

これはその他の外食の店舗でも既に常套手段となっており、店内では飲食をさせない代わりに、出前やテイクアウトには対応するという、狭い場所での密集や不特定多数との一定期間以上の接触を避けながら営業だけは続けようという店側の苦肉の策の現れなのでしょう。

こちらは天河城の横を通る天河路と体育東路の交差点のあたりですが、週末でこれですから車の量はまだまだ少ないですね。

日頃広州市内の交通量の多さに辟易している部分もありますので、これ位の状態の方が生活するには快適な感じもしなくはないですが、中国でもトップレベルの経済規模を誇る広東省の省都としては、これではさすがに面子が立たないでしょうね。

続いては、周囲が高層ビル群に囲まれ、眼前には広州タワーが至近距離で一望できる広州きってのロケーションを誇る花城広場です。

こちらも週末はカップルや家族連れで多くの人たちが集まるエリアなのですが、さすがにいつも通りとは言いませんが、思ったよりも多くの方が楽しそうに歩きながら談笑している姿が目につき、中にはジョギングを楽しむ方なども見られました。陽気な天気も手伝ってか、連日のコロナ騒ぎで溜まりきった日頃のストレスを発散しつつ、大都会の中にありながら緑の多い環境ということもあり、皆さんおそらく開放的な気分に浸りに来ているのでしょう。

広場内のレストランエリアでも、利用客はまだまだ少ないものの、訪れた29日の時点では店内での食事を解禁するところも増えていて、多くのレストランで食事を楽しむカップルやグループの姿を見ることができました。

エリア内の美容院でも、スタッフとお客さんがマスクをしている以外は、普段と何も変わらない雰囲気の中でサービスの提供が行われていました。

こちらも広州有数の繁華街であります北京路の現状ですが、やはり週末だというのに路上を歩いている人はほとんどおらず、人込みでごった返しているいつもの活気に満ち溢れた姿はどこへやらといった感じです。

かろうじて開店しているショップもアディダスやナイキといったブランド系のショップや薬局、携帯ショップ、中国系の雑貨ショップのメイソウ,あとは上述したようなカフェやレストランがテイクアウトのみの対応で店を開けているという有様なので、当然のことながらストリート全体のネオンの量も本当に少なく、薄暗い感じが漂っております。

こちらは珠江クルーズの発着場所である天字馬頭ですが、当然クルーズは無期限停止状態となっており、人影は全くありませんが、ここからの珠江の夜景の眺めだけは普段とあまり変わらないくらい、華々しくライトアップされていたのがせめてもの救いでした。

ツアーの定宿になっている広州ホテルですが、外から見る限り部屋の稼働率もまだまだ厳しいようですね。いつもであれば活気溢れるロビーも全く人はおらず、レセプションのスタッフが手持無沙汰でフロントに立っている姿しか見えません。

ホテルランドマークカントンの隣に位置する、広々とした店内にいくつもの生簀が並んで、そのリッチでゴージャスな雰囲気に思わず目に留まるほどの存在感を見せている高級海鮮レストランの「広州鸿星海鮮酒家」もレストランとしては営業を停止し、食品や日用品を店内に並べて臨時スーパーマーケットのような商いを展開していて、高級レストランの面影は無残にもなくなっておりました。

次は私がよく利用している日系スーパー「イオン」の店内で撮影したものになりますが、こちらも普段であればスーパーとは思えないほどの人だかりができる場所なのですが、週末に行ったにもかかわらず店内はがらんとしており、非常にスムーズに買い物ができるとはいえ、これが続くようであればさすがに店側も大変だろうと同情の念を禁じえませんでした。

ただその一方で陳列されている商品は種類も豊富で、棚が欠品だらけというわけではなく、商品のサプライチェーンはきちんと確保できているんだなと感心させられましたし、値札を見ても通常と変わらない価格で販売できているというのも、企業としての底力を感じました。

代わってこちらは地下鉄の車内の風景ですが、先週(24日~)に入ってから以前の活気が少しずつ戻ってきているようで、特に毎日どの時間帯でも混んでいる3号線は、ご覧の様にここまでの乗車率まで回復してきております。

こちらは私が普段通勤で使っている2号線の車内ですが、3号線に比べるとまだ閑散としておりますが、春節休暇が明けたばかりの時に比べると、時間帯によっては座れる座席もだいぶ減ってきてはおります。

車内でスーツケースを持った乗客は恐らく故郷で春節を過ごした後、移動制限が解除されてようやく広州に戻ってきたという方たちがほとんどだと思いますので、このような方たちの数が増えるイコール広州の商業及び生活都市としての機能も復旧していくという一つの指標になるかと思います。

ちなみに地下鉄車内でのモニターや街中の屋外ビジョンでは常に抗疫対策の啓蒙広告が流されており、効果的な手洗い方法や、正確なマスクの装着方法、中国中央電視台の看板アナウンサーによる「武漢加油、中国加油」のスローガンの連呼といったものが一日中流されておりますが、さすがに見飽きたのか注視している乗客や通行人はほとんど見かけません。

直近の情報として、3月2日の出勤の際に撮影した地下鉄2号線の車内になります。ラッシュ時のこの込み具合は完全に復活したと言ってよいかもしれません。

これは地下鉄「広州火車駅」駅の構内の朝の出勤時の様子ですが、いつもはこんなものではなく、更に満面人だかりのような光景なのですが、それでもようやくここまで戻ってきたという感じで、またあの朝のラッシュ時の密集の中を縫って前へ進むようになる日もそう遠くないかもしれません。

こちらも直近の3月2日に撮影した地下鉄「広州火車駅」駅の構内になりますが、人の多さは通常の6割程度に戻ってきている感じでしょうか。わずか1週間前の状況と比較してもここまで増えてきているということは、復旧のスピードの速さを物語っているように思います。

こちらは弊社広州事務所のある地下鉄「嘉禾望岗」駅から朝オフィスに向かう途中の風景ですが、普段であれば朝食用の食品を売る店が立ち並んでいる通りなのですが、かろうじて一軒だけ開店している中華まんのお店に買い求めるお客でごった返しているところになります。

(注;その後開店するお店も日を追うごとに増えてきて、28日の時点では4店舗ほどが朝食用の営業を再開しております。)

こちらは弊社の近所にありますオフィスビルの入り口の風景ですが、朝出社してきた社員一人一人に個人情報の登録と体温チェックを実施しているため、ビルに入るにも列に並んで暫く待たされるという、朝からいきなり憂鬱な目に会わされるのも当たり前の光景となってきました。

一方弊社が入るオフィスビルは、ここまで大きくないので、このような手続きも比較的スムーズに終わるので、その点ストレスは溜まらず助かっております。

こちらは事務所近くの薬局ですが、店頭に掲示してあるのは「感染防止のため、御用の方は店員にお声掛けください」という張り紙で、来店客には入店をさせずに店頭で会計や商品の受け渡しをするという上述したスタバと同スタイルの販売方法を実施しておりました。写真の中央左には消毒用アルコール、マスク、手袋、消毒用洗剤、非接触用体温計の在庫状況を知らせる立て看板が写っていますが、この時にはマスクと消毒用洗剤は品切れ状態になっておりました。

街中の道路封鎖もだいぶ解消されましたが、こちらに写っているような末端の路地ではまだこのような重々しいバリケードの光景は見受けられます。これをやられてしまうと、さすがに宅配業者も中に入っていくことは出来ず、その下の写真のように、封鎖された附近で宅配業者が荷物をエリアごとに路上に並べ、受取人に電話をして外まで取りに来てもらうという光景を街中のいたるところで見ることができます。

バリケードまでいかないものの、街中のいたるところの区域では、このように通行する際にわざわざ手続きをしてからでないと簡単には中に入れなくなっているのも日常の光景となっています。通行証を提示し、体温チェックなどを通過してようやく自分の居住地のエリアに入ることが許されるという、まさに厳重この上ない態勢が敷かれております。

最後に我々YP広州のオフィス内の現状でございますが、既に会員の皆様にはご連絡させていただいておりますとおり、2月19日より輪番出勤として業務を再開しており、営業スタッフ、検品スタッフ共にマスク姿で元気に出社しております。

彼女たち中国人スタッフの防疫意識は非常に高いものがあり、私のような根拠のない安全神話に慣れ親しんだ、ある意味平和ボケしている人間からすると、非常時の自己防衛に対する彼女たちのストイックなまでの対応ぶりは、日本人にとっても大いに学ぶところがあるかもしれません。

以上、私の気の向くままという部分も確かにございますが、会員の皆様からも連日「今広州はどうなっていますか?」あるいは「YP広州の皆さんはこんな状況下でもお元気にしていらっしゃいますか?」「お身体にはくれぐれもお気を付けください。」といった多くのお問い合わせや心温まるお気遣い、励ましのお言葉の数々をいただいておりましたので、ご覧いただいたとおり決して楽観できる部分だけではありませんが、少しでも広州の今の姿を知っていただければという思いで今回こういう形でブログを投稿させていただきました。

依然として厳しい状況が続いてはおりますが、会員の皆様が直面されております現在のご不便とご苦労を一日でも早く解消できるよう、我々が今できることを一つ一つしっかりとこなして、困難の中でも常に最善のサポートを皆様にご提供できるよう,YP広州スタッフ一同頑張ってまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

(注;本ブログに使用した写真は2020年2月22日~3月2日に撮影されたものになります。)

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